マセラティについて
[NEW]マセラティのエアコンの操作パネルの修復をリクエストに応じて今回3個作りました。
2023年2月26日(日)
旧タイプ(写真)の操作パネル不良にてエアコンの温度変更及び風量、風向きの調整ができない電源が入らない時がある。などの不良にて修理できないとのことでお困りの方はご一報ください。(写真参)
当社にて改良製作したものをお使いになれば快適にドライブ可能です。
[NEW]Ghibli 4.9ssのフルレストアリポート
2023年2月26日(日)
2018yから始まったGhibli 4.9ssのフルレストアがコロナの影響もありイタリヤ本国より2021yに日本国内に持ち込み再度シャーシーからボディ室内の組み立てまで見直してようやく予備検をとって登録するまでにこぎつけました。記録写真の一部を掲載いたします。
Ghibli 4.9ssレストアリポート
2021年1月25日(月)
2018年3月に始まったGhibli 4.9ssのフルレストアも最終段階に入り、ボディ関係のチェックや組付けた機関のチェックを行っています。
今回、GHIBLI 4.9 SS(1967y生産)をイタリアにてフルレストア中のアップロードです。
車両選定から始まり、2018y3月に開始、ボディの塗装剥離、ダッシュボードや内装全体の取り外し、機械的にはエンジンやミッション、デフなどの分解作業、摩耗部品の調達や製作など根気のいる作業の始まりでした。
イタリアでの作業は少人数で担当を分け合い作業をするらしく、分業といってもよい。車両を分解して、外注先に仕事を振り分けそこでオリジナルのものと同じ材料で同じ形に修復を繰り返す。今イタリアにはEU各地よりMaserati他、数多くの車両がレストアで里帰りしているようだ。
外装色はMaserati 本社で当時の生産履歴よりオリジナル塗装色を調べてもらった。
1990年代、日本輸入元ガレーヂ伊太利屋の担当者マニカルディ氏やコッツア氏も現役引退後、クラシケ部門活動として今もMaserati 社に在籍していてとても懐かしかった。
ボディの鈑金では、パイプで作られた型があり、それに合わせて手直しをしていく。溶接部分はハンダやロウを流し込み表面を削って形を整える。これが強度を落とさない手法である。
使われる塗装工場は馬車の時代からの操業、カロツェリアMarmini Giuseppeで行われた。写真 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12
内装の皮は当時の風合いとごく似たものが使われてよみがえっていく。もちろんステッチの色や縫い方などもオリジナルと変わらない。写真13、14
エンジンに関しては、ピストンや、シリンダーライナーは新しく作られ、メタルなど摩耗部品も新しいものと変えられる。
特に消耗部品に関してはそれぞれのものが在庫として残されていたり鋳型があって新たに製作されたりする。
写真15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28
ミッションやクラッチ、デフについてもシンクロ、ギヤ等すべて分解点検されてベアリング類は新しく交換されるが、この時のクリアランス等の必要不可欠データーを持っている。ただ部品の交換は何処の作業現場でも可能であるが、この諸データーを持っているのが強みである。
フロント及リヤサスペンションのオーバーホールは、Uボルトやナット類も新しくする。写真29、30、31、32、33
ブレーキ関係についてはサーボ付マスターシリンダー、ブレーキホース、ローターなど新しくしてキャリパーなどもO/H を行う。 写真34
電装品については今は無きヨークのA/Cコンプレッサーのオーバーホール、ラジエターの制作、ウオーターポンプのO/H など補器類の交換も数々ある。 写真35、36
電気配線はほとんど新しく作り直す。もちろんダッシュパネルに着くメーター類のO/H、リレー関係の交換O/H、リトラクタブルヘッドライトのモーターなども作業項目に含まれる。あえてライト、レンズ類は磨きをかけ輝きを取り戻していく。
エンジン組付け後のベンチテストの状況
Maseratiの燃料タンク(スチール)25年以上も経過すると…
2020年08月02日(日)
Maseratiの燃料タンク(スチール)25年以上も経過すると、内部のさびがひどくなりフィルターを換えてもデリバリーラインにも細かい錆が詰まるようになり、インジェクターのメッシュフィルターに目詰まりを起こします。
錆びは、燃料タンク>ポンプINフィルター>ポンプOUTフィルター>インジェクターフィルターへと網目をくぐって流れていきます。6気筒でも8気筒でもどの気筒を問わずに目詰まりします。
この為テスターには出ない不調が発生します。その気筒は希薄燃焼を引き起こし最悪の場合ピストンにも異常をきたすことになります。
インジェクタークリーニングで一時はしのげますが、やはり燃料タンクを外しての錆び取りが必要になります。この際に役立つものがありますのでお問い合わせください。
しかしそれ以上にひどい場合には燃料タンクの交換が必要です。
当社では燃料タンクのクリーニングを目安に行ってきましたが、最近ではタンクの交換も行っております。新品はそれはとてもきれいで管理次第では十年以上は持ちます。
Maseratiのエンジンオーバーホール作業
2019年06月29日(土)
組み立て作業です。
Maseratiのエンジンリフレッシュ
2017年11月21日(火)
カーボンの除去をしてリフレッシュする作業です。作業後はスタート直後よりアイドリングも安定して、吹き上がり、加速ともよくなりました。 エンジン内部のカーボン除去をしてきれいになったシリンダーやピストンヘッド(写真A、写真B)シリンダーヘッドのオーバーホール、バルブガイド及びインテークバルブは全て新品を使用(写真C、写真D、写真E、写真F、写真G)
Maseratiのエンジン
2017年11月21日(火)
何故か、最近エンジンチェックランプのトラブルが持ち込まれます。(写真A)中には、ランプ球を外してあったりする車両までありました。
簡易テスターで点検してみるとミクスチャー不良と出ます。(写真B,写真C)キャンセルしてもサイド点灯しますので、ラムダセンサーの交換と、ミクスチャーの調整を行うと再度つくことはありません。 排ガスを測ればこのように左右とも良い状態であることがわかります。(写真D,写真E,写真F)たまにしか乗れずにチョイガケをしている方は、ターボエンジンで圧縮が低くカーボンがたまりやすいので、暖機後ある時間は走行してやらないと、エンジン内部もストレスが溜まってしまいます。真はスポーツカーのエンジンですからね。
Maseratiの整備
2017年11月21日(火)
今更ながらですが、ほとんど乗らない車両ですと、車庫内保管でもこのようにA/Cコンプレッサープーリーや、オルタネータープーリーなどが湿気で錆が出てきます。この状態で、そのまま乗っていると錆がベルトに噛み込ベルとが損傷破断する結果となり、最悪切れたベルトが、タイミングベルトに巻き込み駒飛びや破損につながる恐れがあります。たまにしか乗らない方は、よく注意して診てくださいね。車庫の床に石膏ボードなどを引いて湿気を抑える工夫も大切な愛車を守る工夫です。
Maserati Qattroporteパワーシートの修理
2017年10月24日(火)
パワーシートのアップ&ダウンができないトラブル下げた時は動いていましたが、上げようとするとギヤのかみ合わせができない不良が発生 シートを取り外してみると(写真A)、モーターギヤのうち1個が動きません(写真B)。分解してみるとやはりギヤが欠けていました。(写真C)
部品の調達が難しいこともありギヤの補修を行いました(写真D、E)。結果はスムーズに動くようになり異音も出ずOKでした。
マセラティ ミッションコンバート
2013年11月01日(金)
お客様の要望にて、M/T~A/Tにコンバートした時の写真です。
かなり苦労しましたが、喜んでもらえてよかったです。
マセラティ クアトロポルテのエンジン
2013年04月10日(水)
マセラティ クアトロポルテのエンジン(写真A)を、良いコンディションに保つには、各センサーの点検が必要ですが、特にマレリーECUについては、ラムダセンサー(写真B)が重要になってきます。点検用の簡易テスターにて調べても燃料調整不良という項目にエラーが入りますが、総合的にラムダセンサーが空燃費状態を見ているための結果です。
当然燃費も悪化してテールパイプは不完全燃焼の排ガスで真っ黒になってきます。(交換後点検の為に綺麗に汚れを落としておく) 先ず、年式、走行距離を考えてもラムダセンサーを交換してからのほうが故障状態が把握しやすいです。 ラムダセンサーをサーキットテスターにて、ロッソ、ビアンコ、ネロ3本のネロ(出力電圧の線)にプラステスター線、アーステスター線はボディ側に結線して暖機状態より発生電圧を見ます。(写真C)(ボッシュモトロニックECUではビアンコが2本で計4本で違ってきます)
暖機中0.8V位を示し暖機が終わり次第に、指針は0.3V~1.4V間を行き来しますのでエンジン左右の状態が、似通っている反応か確認します。
ラムダセンサーの応答性がよければOKです。エンジンの吹き上がりもスムースになるはずです。(応答性が悪ければ、各センサーを個別に点検する)
ラムダセンサーは高価な物で、且つ在庫の問題もあって、或る部品商にお願いして新たに製作していただきました。
問い合わせhttp://interspares.jp/気に入った車をいつまでも良いコンディションで
使っていただきたいのです。
マセラティ3200GTエアコン操作ダイヤルの破損
2012年02月01日(水)
ダイヤルを操作するダイヤルの爪の部分が欠損した為に、ダイヤルが抜けてしまい操作が出来なくなりました。 ダイヤルの爪のところを樹脂で作り直して中にバネ芯を入れ強化。 操作感覚は抜群になりました。
クアトロポルテ、ギブリ、222系等のエアコン用クーラントレギュレーターのモーター
2011年09月04日(日)
マセラティ クアトロポルテ、ギブリ、222系等のエアコン用クーラントレギュレーターの、モーターが動かなくなり温度調整が出来ないトラブルは以前よりあるのですが、モーター供給があったためにオーバーホールまでは行っていませんでした。しかしこの期に来てパーツの入手が途絶えてきました。
思い余って、修理してみましたところ、快調にしかも静かに作動するようになり今ストックしてあるものをリビルトしていきます。夏場、レギュレーターが冷房側にあり、今から暖房の方に温度調整をするにあたり動かないトラブルが発生します。お困りの方はお問い合わせください。
マセラティのホイールの腐食がタイヤのエアー漏れを引き起こす
2010年12月15日(水)
寒冷地や山岳の高速では、必ず凍結防止剤を散布いたしますが、この塩化カリウムが原因で、ホイールの腐食が始まり写真のようにチュウブレスバルブをも侵食してしまい、エアー漏れを引き起こしていました。帰宅後はホイールに水を掛けるなどして塩害から守りたいものです。
このような状態で高速走行を行うと、スローパンクチャーになってバーストしかねません。 基本では在りますが、走行前の空気圧チエックは怠らないようにしてください。どんなに高性能の車もタイヤがなくては走れません。
マセラティのメーター不良(指針のふらつき)の修理
2009年11月29日(日)
マセラティのメーター不良 (指針のふらつき)の修理ですが、 何回かのメーター修理を受けたので しょうかプリント基板のところで 見事に切れていました。
一回位のメーター脱着ではこうも切れないでしょうが配線カプラを引き抜く時に丁寧に行わないと、プリント基板は弱いものですから切れてしまいます。
リアサスのよれた感はありませんか?
2009年11月15日(日)
大トルクでリア駆動の為サスペンションアームのブッシュ劣化によりアライメントが定まらないとダイレクト感が売り物のマセラティにとっては、致命的です。
マセラティ ギブリ のリアサスアームをゴム製のサイレントブッシュより、ピロボールに変えて更にアームの強化を試みました。
サスアーム自体は元のものを使用するために、ピロボール取り付け部までの距離、傾きを同じにする為の冶具をつくり、キャンバー、キングピン角度及びトーインを計測して、ピロボールエンドによる調整範囲を設けましたので、より大きな調整範囲が可能となり、ビルシュタイン製のショックと相俟ってダイレクト感極まりないサスペンションとなります。
シャマル、ギブリ、に適します。
マセラティSPの車検時の整備について
2009年05月26日(火)
受け入れ診断の時CO,HCが3.5%、260ppmより下がらずマフラーよりかなりの黒い排気ガスが出ておりました。時々エンジンのハンチングにより、ブレーキを踏んでいても車両が動くくらいに回転があがる時もあります。 原因を探っている時にラジエターファンも片側動かないこともありました。 (ファンリレーの接点焼けでリレー交換にてOK)
ハンチングについては、水温センサーのカプラーの端子が配線皮膜硬化にて切れかかっており、抵抗が変化して燃料調整がうまくできなかったみたいです。
それで直ればよかったのですが、マニホルド負圧センサーにも抵抗値に狂いがありターボが効き始めるとCOの値が下がりません。センサーを変えると、0.4%、120ppmとよくなりましたが、今度は、エンジンを停止させた後の再スタートがなかなかできません。エアーテンプセンサーの一瞬の断線。(ターボ加圧時の急激な温度上昇により損傷)その温度域に達すると抵抗が無限大になり再スタート時の燃料調整ができなくなるようです。
このように気づかずに乗っていても症状は進行していたようです。一度にこれだけの原因が出たのも極めてまれでした。
マセラティ クアトロポルテEVO
2008年10月15日(水)
マセラティ クアトロポルテEVO 走行中カラカラ、シャーというような音が出ると言うのです。
(特に民家の壁、ガードレールに反響)プロペラシャフトに何かがすれているような音に聞こえますが目視では何も見当たりません。
ホールの蓋や、道路の段差などで出たり出なかったりして再現性がありません。回転部分とは断定できるのですが原因が見当たりません。 そこで、リフトアップしてタイヤに大ハンマーでショックを与えてみましたところ、かすかに似たような音がします。
半信半疑リヤハブを取り外して(写真右上)、ABSのセンサー穴より除いてみると(写真右下)、ABSリングのプロテクターカラーがかすかに遅れて動きます。
マーカーペイントにて示し回転させるとやはりずれていきます。そこでカラーを動かすと簡単に外れてしまいました。原因は、このカラーがタイヤから受けるショックによって外れ掛けたり元に戻ったりすることで,異音が出ることでした。
本来は圧入ではめ込まれているものなのですが、なんらかで甘くなり長期(50000km)の使用に対して更に抜け始めたようです。音止めに関してはかなりの緊張と忍耐が必要な作業でしたが直さねば夜も安眠できません。
マセラティ クアトロポルテV8エンジンオイルクーラーホースの交換
2008年08月07日(木)
マセラティクアトロポルテV8のエンジンオイルクーラーホースの交換です。
元はテフロンジャバラホースに布を巻きつけてあり、樫目のところよりオイルが滲んできましたので、ホースを替えるにあたり、耐久性の在るステンメッシュホースと、EARL,Sの製品で製作しました。
これでこの車の弱点をまたひとつ克服し、これより末永く使えるでしょう。
P/SやA/Tオイルクーラーホースなども同様に製作できます。
マセラティ クアトロポルテEVOの内装リメイク
2008年08月07日(木)
クアトロポルテ EV06 の内装を、シリーズ1のV8のものと取り替える作業です。ダッシュボード、ドア内張り、リアトレイボードを取り外し手の作業です。P/Wのスイッチや、センターコンソールなどが、微妙に違いましたが何とか仕上がりました。
また、A/Cと、センターS/Wのパネルは、プッシュボタンの穴を加工することが必要です。
特に、センターS/Wは、3分割にして幅を合わせる必要があり、これに伴いジャンプワイヤーで繋ぎました。
完成後の写真
車内リメイクで、嘗ての豪華な内装のマセラティでご満悦のオーナーでした。
リアスタビライザーについて
2008年07月08日(火)
7月20日のTipoオーバーヒートミーティングに参加するマセラティカリフに、リアスタビライザーを取り付けてみました。
このタイプは222系なのでリアにスタビはなく、ロールがきつくショックの強弱で我慢していましたが、コース上の路面状況によりバンプする為グリップ力が低下しがちでした。
今回スタビを取り付けたことにより、しなやかなサスとショックながらロールを抑えることができ、期待した接地力もあり当日楽しみです。
フロントバンパーグリル製作
2007年04月13日(金)
マセラティシャマルのフロントバンパーグリルを5個、再製作致しました。
このグリルはナンバープレートを挟み込んであるためにラジエターの覆射熱により曲がってしまうことが多く、せっかくの精悍なフロントマスクが格好つかなくなりやすいのです。
パーツも今はなくなっていますので、今回型取りから始めて製作してみました。斜めのラインが格子状になっているために型取りには苦労しましたが、なかなかのできばえだと思います。数個製作可能なので、興味のある方はどうぞ。 ¥46,000(塗装済み)にて賜ります。在庫有。
天井内張りの垂れについて
2006年11月11日(土)
マセラティの天井内張りの垂れが始まって、何とか元に戻したい方、アルカンタラの糊が弱くなりベーススポンジごと垂れてきていませんか。
一度アルカンタラをとり外して、ベーススポンジを特殊な糊にて張り替えてみました。
もちろんアルカンタラもきれいにクリーニングしましたので、見違えるようにきれいになりました。元の糊はシール剤なので夏場沸いてしまうようです。作業は1日で終了。
マセラティの時計の修理について
2006年10月23日(月)
マセラティの時計は内装の中でも重要な位置を占めていますが、止まってしまっては意味がありません。
このごろよくこのような問い合わせがあります。
しかしながらかなり高額なものですので、修理することにしましたがオリジナルは12V使用なのでこれを1.5Vのムーブメントに改良、リュウズや針もオーバーホールして、電池切れの時は分解せず簡単に電池交換ができるようにしてもらいました。(よく知られている時計屋の職人さんの腕に頼りましたがとてもよくしていただきました。)
このようにマセラティの時計は姿はオリジナルのまま復帰致しました。
スピードパルスを発生させるユニットの取り付けについて
2006年08月04日(金)
マセラティ222、430、ギブリ、クアトロポルテV6、V8、シャマルにNAVIを取り付けた場合に、構造上スピードメーターシグナルが 検出できないため当社では新たにスピードパルスを発生させるユニットを取り付けてみました。
これは一般的なタイヤを磁化させるものと違い、プロペラシャフトの回転信号を正確にカウントするものですから、これによりNAVIの距離補正が正確に実行できます。
このことに関してお困りの方詳細はお問い合わせください。
マセラティ クアトロポルテV6サスペンションについて
2006年08月02日(水)
下の写真のようにショックアブソーバーのへたりによってトストッパーラバーが崩れてサスペンションアーム(へこみ部分)がボデイに当り大きな音がしていました。
ショックをビルシュタインで製作して、取り付けようとしたら、アームとショックの傾きが合わず、ブッシュに負担がかかるようなのでブラケットの内側を切除して溶接で補修いたしました。
原因としてはサスペンションアーム製作時の溶接位置の不良と思われますので、ショックを変えるときには点検してください。
ショックを交換しての乗り味は一般道路でも別物のようになり、高速道路でもすごくよく、クアトロポルテの悪い印象を与えるフロントの跳ね、リヤのヨーイングが無くなりました。特に橋梁など斜めの継ぎ目段差などは非常に安定するようになりました。
マセラティクアトロポルテのルームランプの作動不良について
2006年02月02日(木)
マセラティクアトロポルテのルームランプの作動不良により、お客様がマニアル操作にて点けた後に消し忘れてバッテリー上がりを引き起こしました。
問題となったのは、ドア-キャッチにビルトインされているマイクロスイッチの不良によるもので、あまり使用しないドア-などはスイッチが戻らなくなり作動不良になる為です。
たかがマイクロスイッチごときでキャッチAssiを交換するのもと思い、国産のドア-スイッチをつけてみました。
マセラティの室内は夜ドア-を開けたときのぼ んやりとシートが映し出される光景も妙に安らぎ、そのことにマセラティクアトロポルテの魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。
写真のようにリヤ-ドアよりロゼ(2本の薄いほう)の配線を引き出し、新たなスイッチに取り付けるのみです。加工としては写真を参考に20mmの穴をあける必要があり。スイッチとボデーの距離はシートベルトボルトのキャップなどを利用して調整固定します。
ドア-を開けてもルームランプがすぐに点灯しない車はこの改善で気分良くお使いになっては如何。
マセラティの電子制御調整付きコニーショックのへたりについて
2005年12月07日(水)
マセラティの電子制御調整付きコニーショックのへたりについては余り使用しない割りに早くダンパーが弱くなり発進時のスクワットが発生し、ブレ-キング時にもノーズダイブが出始めます。
そこでビルシュタインのショックを改良して取り付けると非常にダンピング効果が良くなり、高速安定性及び中速域からのフル加速時のステアリングのふらつきがなくなりスポーツ走行が楽しくなります。
ただ1.2.3.4の調整で1の部分はかなりソフトなので対象外とします。
もともとスプリングが2種類在り調整つきはレートが低いため底ずきになってしまうため余り意味がありませんでした。
改良のビルシュタインは初期設定設定を決め組み込みますので好みのものが出来上がります。
(とは言うもののスプリングはオリジナルを使用の為乗り心地は硬くなりません)
今までシャマル、クワトロポルテ、ギブリに使ってみましたがお客様の反応はとてもよいです。
最近ステアリングに不満がある方へ
2005年10月31日(月)
マセラティの高速での抜群の安定性はフロントの強いキャスターとアッティバサスと言う特殊な機構にあります。普通ラックアンドピニオン式のステアリングでは、少なからずトーインの変化が起こりうるので路面の凹凸によりハンドルが取られますとともに旋回時の剛性感も損なわれますので、不安定になるのです。
このアッティバの作用はタイヤの上下に対してタイロットの距離を一定に保つ働き をするためにあります。そのことにより常に決められたトーインを維持し安定性を素 晴らしくします。
しかし弱点もあり、S字型のアームのシャフトには2個のニードルベアリングがあ り、路面からの水や泥により磨耗し本来の性能を発揮できなくなります。
そこで、交 換と同時に写真のようにグリスニップルを取り付けて見たところ、オイル交換時にグ リスアップサービスすることで、ほとんど磨耗しなくなりました。
取り付け位置など 専門的技術が必要ですが、最近ステアリングに不満がある方やってみる価値は十分あります。
マセラティシャマル オーナーの皆様へお知らせとアンケートです
2005年10月07日(金)
シャマルのフロントタイヤ225・45・16と、リヤタイヤ245・45・16のサイズが各タイヤメーカーで生産しなくなってきたと最近お客様より問い合わせが多くなりました。
ミシュラン、ピレリ、ブリジストンその他同じようです。そうなるとインチアップするしかなく、 Fr235.40.17(620)と Rr245.40.17(628)が最適と思われますが如何でしょうか。
ちなみにホイールについては鍛造アルミにて製作(予価Fr¥80,000 Rr¥90,000)して、元のセンターキャップが着くオリジナル性を考慮したデザインを考えております。
他に良いアイデアをお持ちの方ご連絡くださいませ。世界400台限定生産の名車マセラティシャマルにお乗りの当社ユーザー8名以外の数少ないオーナーの方ご連絡お待ちしております。
マセラティのエアコンの操作パネルの修復について
2005年06月11日(土)
旧タイプ(写真)の操作パネル不良にてエアコンの温度変更及び風量、風向きの調整ができない電源が入らない時がある。などの不良にて修理できないとのことでお困りの方はご一報ください。(写真参)
当社にて改良製作したものをお使いになれば快適にドライブ可能です。
今までに新品との交換のみの対応でしたが、そのパーツもなくなりお困りの方ご相談ください。ユニットの取り外しにてお送りいただければ対応いたします。
但し、コントロールユニットのショートなどは受け付けません。あくまで操作パネルの不良のみです。
お分かりにくければこちらにてテストいたしてから修理いたしますので、送ってみてください。