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BTR製A/Tミッションのトラブル修理

BTR製A/Tミッションのトラブル修理(写真A)このミッションは、メーカー(BTR)よりO/Hの為の部品は出ていません。

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

1速より2速にシフトアップせず、いきなり4速に入ってしまうトラブルですSD1 診断機を使い点検すると(写真B)、S1ソレノイドバルブ、プロペラシャフト速度、ギヤレバーポジション、油温センサーなどいろいろエラーが入っていました(写真C、D)一度、キャンセルしてみると一旦は消えたが(写真E)、再度S1ソレノイドのみがエラー表示しました(写真F、G)。

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

オイルパンを外してフィルターを見ると内部はかなり汚れていて、一度も交換したことがないような感じでした(写真H、I)S1ソレノイドバルブを取り外してみると、かなりのダメージを受けていたような焼けがありました(写真J、K、L)。

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

配線焼けのみならと思いクリーニングして取つけてみたが、(写真M)すぐにエラーが出ました。やはり交換です。BTR製はオーバーホール用部品は設定がなく、部品の手配には、かなり手間がかかりましたが、ようやく手に入り交換することができ、試運転を30kmほどしてOKでした。

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

また、ラムダセンサーが不良なこともあり(写真N)、交換してデーターを取ってみました(写真O、P、Q、R、S)107.000km走行した車両ですが、新車からディーラーにて点検整備をしていた様で他の状態は程よくしっかりしていました。

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

BTR製ミッションは、当社では新車販売より車検ごとにフィルターを交換していましたのでトラブルはありませんでしたが、パワーのあるエンジンですからフィルター交換は定期的に行った方がいいと思います。

BTR製A/Tミッションのトラブル修理

ステアリングラックエンドボールジョイントの錆発生 ステアリングラックエンドボールジョイントの錆発生
ステアリングラックエンドボールジョイントの錆発生

ステアリングラックのブーツバンド不良によりラック内に水が浸入してジョイントを錆で犯していました。
3台ありましたので対策としてはブーツを外してグリス注入で、バンドを交換して対策致しました。
新品の部品はジョイントもブーツも変わってきていました。

新車でも起こる配線トラブル

2010年10月26日(火)

新車でも起こる配線トラブル

新車でエンジンが掛からなくなる事がありました。でも、製品不良とかではなく配線の組み付け不良でした。テスターにて診断すると、カムセンサー不良と出ます。しかし新車なので製品不良とは考えにくく、配線のチエックを行ってみました所、やはり、2個のカムセンサーに共通する配線のカシメが悪く、甘くなっていました。

新車でも起こる配線トラブル

それで、抵抗大になって通常の750オームぐらいの抵抗が間違ってECUにインプットされ誤作動を起こしていました。 写真のように、配線の点検を行い悪いカプラをカシメ直してエンジンは何事もなかったように回り始めました。

CODEキーについて

2008年04月17日(木)

CODEキーについて

ランチア、フィアット、アルファなどCODE1の車両の茶色のキーを必ずお手元に保管してください。CODE1については車両が古くなってきていますし、オーナーが変わっていますとそのとき手渡されているかも心配です。

それというのも、エンジン始動不良にて入庫した車両ですがバッテリー上がりによる過電圧チャージ(他車からのブースターケーブル)によるエンジンECUの破損(内部アース回路の不具合)でしたが、エンジンECUとイモビECUも変えてCODEを記憶させるのにあたり必要となります。

一時紛失したかのように、CODEキーが見当たらず鍵屋さんにも来てもらいましたがお手上げで、結局見つかりましたが無いとなるとエンジンも掛けれずに大変なことになるところでした。これから年式が古くなるとこういう物はなおざりにされがちです、今一度手元に在るか確認の程を。

外気温センサーの不良修理について

まだまだ寒い日が続きますが、オートエアコンの外気センサーの不良でコンプレッサーが入らず、湿気で曇りが取れないことや、外気の温度が摂氏0度付近を示さず路面が凍結していても分からず、スリップ事故になったりします。

このセンサーは温度サーミスタを使用していますので市販のものでも利用できます。写真のように2タイプあり、1度付近で25Kオーム示し温度が上がるにつれて抵抗値が少なくなるものでしたら10KD5で適合いたします。

4度付近でコンプレッサーのONーOFFをするタイプの車両ですとダミーのサーミスタを入れて温度を数度上げ除湿することも可能です。

ガソリンの腐食や劣化を防止する方法

現在、長期間乗らない車両やバイクの為に開発されたガソリンの腐食や劣化を防止するガソリンスタビライザーを試しています。

車両を冬季の間車庫に保管するときに少々困るのが、ガソリンの蒸発によって残されたワニス状の物質によるインジェクターノズルの詰り、インタンクポンプの故障。

キャブレターではチャンバー内の粉吹きでチエックボールの固着等が次のエンジン始動を妨げたりします。

ガソリンの状態をよりよく保つ為にスタビライザーを入れてみました。エンジンを掛けずともイグニッションONで ポンプを作動させることでガソリンを巡回させて、フェールライン内の状態もよくなるでしょう。

長期保管後の再始動にどう影響するか?

コンソールパネルの粘つきを落とす方法

F348コンソールパネルの粘つきを落とす方法として、今まではシンナーなどで落としていましたが、今回、普段台所で使用している金属タワシを使ってみたところ、以外に優れものでした。

シンナーでは、溶けた塗料が剥れずに時間が掛かりましたが、この方法だと一揆に綺麗に取ることができます。

コツは40度ぐらいのお湯につけながら落とすことです。手も汚れず、初めての方でも綺麗に剥れますので、 後に2000番のペーパーで軽く仕上げをして、好きな色を塗れば、新品同様に蘇ります。

この時代のイタリア車は、内装部分のタッチを良くするために、ほとんどこのゴム状の塗料がかけてあり、劣化してくると手についたり、ホコリが溜まったりとても厄介です。

「ALFA」「LANCIA」「FIAT」「MASERATI」「FERRARI」すべての車にこの材質が塗られていますのでお困りの方も多いと思います。このように簡単に落とせるので、再塗装をして気分よく使ってあげてください。

エアコンの故障について

2007年08月29日(水)

エアコンの故障について

エアコンの故障について

今年の暑さは例年に無く酷暑で車両のエアコンのトラブルが多く発生しました。(我が家のエアコンも2台修理しました)

一定条件の住宅のエアコンでさえ壊れるのですから、いろんな走行状態にさらされる車、特に耐用年数ギリギリの車両はガス漏れに始まり、時には直していくと次々と広がってエバポレーターといういわば冷蔵庫の熱交換器が朽ち果ててしまうといったような 無残なトラブルに見舞われます。

エアコンの修理をする場合は悪そうなところを一度に修理した方が費用と時間が掛かりません。

写真(アルファ156)はそのためにダッシュボードまで外した車両です。

作業は以前に比べ容易になりましたが、仮付けしてテストするという作業が必要なため、かなり時間が掛かります。

そこで、ガス圧を規定より上昇させないためにファンの強化や、シュラウドの点検、停止状態でエアコンをつけっぱなしにしない、前車との車間を空けるなど、車をいたわってやることも必要です。

また、これから涼しくなってもエアコンのラインの中が錆ないように必ずエアコンのスイッチは入れて冷暖房の温度を調整しましょう。

ブレーキのジャダー発生について

先日のサーキット走行において、ブレーキのジャダーが発生して、思うようなブレーキングができずストレスがたまってしまい爽快なサーキット走行のはずが、残念でした皆様もそういう経験おありではありませんか。

今回、ローターの表面研磨をしてパットを当ててみたところ、ローターの中央部しかあたってなく、初めて行ったのですが、パットの表面研磨もやってみました。
(ブレーキ鳴きも普通ペーパーにて磨く程度でしたが。)

方法は写真のように、フライス盤の要領でボール盤にホルソーを付けて行ってみました。 これが意外と綺麗に仕上がりました。ボール盤にストッパーを取り付ける作業が必要ですが後は簡単に研磨できました。(ストッパーによりミリ単位に研磨可能) 焼けた表面を削り取ることにより、また新たな感触がつかめそうです。テスト結果は後日ご報告いたします。

ABSの症状について

2007年03月23日(木)

ABSの症状について

今回は、ABSの症状です。ATE製のブレーキポンプ、アキュムレーター付のABSでの症状です。走行中にABSモニターがついたり消えたりしたとのことで、各ホイールセンサーの抵抗値を測ったところ、1000オーム付近にて揃っていましたが、右前輪が、安定せずに配線を曲げると抵抗値が大きくなったり断線に近くなったりしましたので交換いたしました。

ランプのほうは、つかなくなりましたが、走行中ABSコントロールのバルブが一瞬動く音がして、そのときブレーキぺタルを踏むとキックバックが感じられます。 通常ぺタルを踏んでからのキックバックなら理解できますが、この現象は今まで経験ありませんでした。各バルブへの通電状態をモニタリングしてみると一時的ですが、ABSバルブのメインバルブと左前及び右後輪が動いていました。

オシロスコープにて波形の状態を見ながら走行して見ると、前輪の波形と、後輪の波形が合いません。

ABSの症状について

そこからが大変で、ECUの点検及び リヤセンサーとフロントセンサーのギャップを調整しましたが効果ありません。そこで、先に抵抗は計ってありましたが交換していない各センサーの配線を新規シールド線を使って補助しましたところ波形もよくなり、症状は出なくなりました。シールド線の皮膜をめくり状態を見ると線自体がうっすらと緑錆が浮いていました。線の断線は無くても、影響が出るものと思われます。

A/Cのガス漏れについて

2006年06月26日(月)

A/Cのガス漏れについて

いよいよ本格的夏場に入りますが、A/Cの点検はお済でしょうか。 A/Cといえばガス漏れに始まりコンデンサーの風量不足によるガスが液化せず 室内のエバポレーターでの気化がうまく発生しない、レシーバー(フィルター)のつまりなど コンプレッサーの高圧と低圧の差ができにくい、結果冷えが足りないと言う事になります。

ガス漏れについてはホースジョイント部、コンプレッサーシールなど目視できる部分と、目に見えない部位のエバポレーター腐食によるようなわずかな漏れ、このような場合にはエバポレーター本体をはずしての修理になりどのような車種でも大掛かりなことになります。

わずかな漏れについてのガス補給、しかしR12(ランチアデルタ、マセラティビトルボ系)の ガス入れについては1回数万円にもなる為、ひと夏に何回もガス入れは大変です。一度ですべて見直しておいたほうが結果はよいのでは。

デルタや156についてはレシーバーを交換しナノクールを添加して外気温度28度で室内吹き出し口温度が10℃前後くらいに成りますのでお勧めできる対策と思います。

また速度が低い市街地で走行する場合にはボンネットをリリースしておくだけでも 冷えは感じられます。
(コンデンサーを通過する風量がアップするため)

日頃私たちが整備をしていてとても気になっていた所がありましたので、ランチアCENTENARIOにちなみ、末永くランチアDELTAにお乗りいただくためのリフ レッシュメニューと致しまして、カムカバーの塗装を追加致しました。

リフレッシュメニューとしてカムカバーの塗装を追加致しました
リフレッシュメニューとしてカムカバーの塗装を追加致しました

熱により色あせたり塗装が剥がれたりしているカムカバーの塗装を試みてみました。これは特殊な耐熱塗料で表面に結晶を施し、見た目もぐんと引き締まってきます。

色彩的には、オリジナル色を出しておりますので他とのバランスも問題ありません。 DELTA 16V, EV01、EV02,他 MASERATI V6、V8に対応致します。

塗装価格
DELTA¥18,000、MASERATI¥34,000
※着後2日にて迅速に発送致します。

汚れたエンジンルームはクリーナーで落としてカムカバーも綺麗にリフレッシュしてやりましょう。

雪による損傷について

2006年01月14日(土)

雪による損傷について

雪を甘く見てはいけません。例年になく雪の被害が多く出ました。

ウインドウガラスの破損あり、ラジエター破損、エンジンオイルパンへの突き上げによるオイルポンプ破損の為エンジンの損傷など。オイルパンに関してはどの車種にも当てはまるのですが特にスチール製のオイルパンを使用している車両は気を付けるべきです。

特にスチール製のオイルパンを使用している車両は気を付けるべきです。雪と言えどもこれから寒さが増してくると、岩のように硬くなり写真のようにオイルポンプストレーナーを破壊するほどの威力です。オイルポンプがダメージを受けると、オイルを各ベアリングに送ることが出来なくなり最悪焼きつくこともあります。

これからまだまだ寒さが増し温度が下がってくると雪は岩のようになりますので気をつけてください。

レギュレーターが空回りして作動不良に陥るトラブルについて

マセラティクワトロポルテ、ギブリ、222SR、430、SE、ランチアデルタ等のパワーウインドウの上下させる時に、レギュレーターが空回りして作動不良に陥るトラブルは、レギュレーターの滑りが原因ですので、改良することによって解決いたしました。

パーツ欠品にてお困りの方修理受付いたしますのでお問い合わせくださいませ。
1基¥18,000にて、着後1日にて返送いたします。

バッテリー上がりついて

2005年03月07日(月)

オーナーにとって出かけようと言うときにエンジンがかからない、あるいはかかってもどうもいまいち調子が悪いそのような時に一番先に点検をお願いしたいのはバッテリーであります。

最近の車両はイモビライザ-等ECUによるトラブルが始動不良を引き起こすことがあります。

先達てもエンジンがかからないと言うことで車庫まで行きましたがセルモーターは勢い良く回りますがかかりません。

イモビコードが点滅していたので緊急モードのエロティカルモードにてエンジン始動して工場に引き取りました。(オーナーズマニュアル参照。落ち着いてゆっくり読む事) 最初はIGキーアンテナ不良かと思いましたが点滅していたので、バッテリーの点検をしたところOKでしたがオーナーに聞いてみると最初駆けたときにはまったく残量がなかった。

ということでECUの誤作動が原因の単純なトラブルでしたがオーナーにとってはキルスイッチの必要性を感じた一場面でした。

移動のパートナー

2004年12月26日(日)

自動車を移動の必要に駆られて乗る人、或いは自分の行きたい所に好きな時間に行けるという利点を生かしての楽しい乗り方、人それぞれですが自分の意に従って遠くまで走ってくれるよき道具である。

慣れ親しんでくれば愛らしくもなる。その良きパートナーと長く住ごすには思いやりも必要、オイル交換、タイヤ交換、或いは車検整備、ボディーケアーなど自分の意思で運転を楽しむ限り、走る、止まる、自在であるが、故に自己責任も生じる。

パートナーとよりスムーズに移動出来る状態を常に保っておきたいものである。それが大切なメンテナンスだと思う。

【次回は大切なブレーキについて】

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